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ミャンマー連邦サイクロン被害支援事業のご報告

国境なき奉仕団 松戸健周

 2008年5月2日~3日にかけて、インド洋に面したミャンマー西部ラカイン州に大型サイクロン「ナルギス」が上陸、ミャンマー南部一帯に大きな被害が発生しました。被災地は住居や道路などのインフラやライフラインは壊滅状態となり、死者77,738人、負傷者19,359人、行方不明者55,917人(5/25プレッジング会議ソー・タ国家計画・経済開発大臣報告)の人的被害が出ており、全体で約240万人が支援を必要としています(国連調べ)。しかしながら軍事政権下のミャンマーでは、海外支援要員や物資の受入制限は政治的背景などから進んでおりません。

一方被災地では小、中、高校の1200校以上が全壊し、110万人の学生が通学困難に陥っているとの報告があり(ユニセフ談)、食糧やインフラ整備が優先される状況下において、こどもたちへの就学支援等はほとんどなされておりません。

そこで、国境なき奉仕団では、被災地の子供たちの生活改善・就学支援が必要と判断し、災害直後より早期入国の支援プランを計画いたしましたが、ミャンマー軍事政権下では、団体参加での支援要員は、入国を含めて困難でした。しかしながら粘り強く軍事政府に対し呼びかけをし、趣旨を理解していただき、その調整の結果8月17日~22日の日程でミャンマーへの支援に向かうことが出来ました。

この支援計画を、藤倉校長先生にお話を致しましたところ、ミャンマーの子供たちのためにと、ノート・鉛筆・バック・水着と、多数の支援物資を快くご提供をしていくださいました。
ご提供いただきました支援品は、被災地の2つの小学校、デーダイェー地区第一小学校(教師4名・生徒数140名)と、ドーターニー小学校(教師7名・生徒数239名)の子供たちの元に直接届けさせていただきましたことを、ご報告させていただきます。

現地の様子ですが、被災後およそ3ヵ月経過した現在、幾分平静さを取り戻したとはいえ、生々しい傷痕がいまだに至る所で見受けられました。私たちが向かった被災地デーダイェー地区までの情景を思い返しますと、一面の田園地帯。家々のほとんどは椰子の葉などで屋根を葺いています。木材やトタンなどで壁や屋根を覆っている家は裕福な家でしょうか。災害後残存した家々は全て同じ方向に根太ごと傾いておりました。道路は基本的に粘土と砂利を固めた簡単な舗装道路で、乾燥すれば土埃が舞い、雨が降れば泥濘と化すありさまでした、雨季である現在はいたるところに水たまりが出来ておりました。支援先である小学校にいたる道は、道も狭く泥濘となっていて支援物資を載せた車輌も入(はい)っていけない状況でありました。
そのため子供たちの待つ小学校には徒歩で向かいました。そして木で覆われただけの教室に入るとそこには、「大きな災害を本当に受けたのかな」と思わせる子供たちの笑顔が待っていました。
支援の間、我々の行動は、常時軍隊監視体制におかれ緊張感漂う、異常な状態の中での支援となりましが、支援物資を受け取ってくれた子供たちは、とても喜んでくれました。このように被災した子供たちとの交流を通して心を癒し生きる勇気を育むことに繋がり良い活動が出来たのではないかと考えております。

支援を終えた印象といたしましては、今後ミャンマーの子供たちは、一生懸命勉強をして、故郷の為、ミャンマー発展の為に頑張ってくれることと思っております。

御協力いただきました皆様に、心より感謝いたしますとともに、今後も引き続き、劣悪な環境に置かれる子供たちの元に出かけて行きますので、ご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げましてご報告とさせていただきます。

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ミャンマー連邦 ドーターニー小学校(教師7名・生徒数239名)
右奥の学校がサイクロンにより崩壊、木製仮設校舎にて学校再開

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浦和ルーテル学院より支援品を、デーダイェー地区第一小学校(教師4名・生徒数140名)ダウ・キントゥー校長先生に、手渡しさせていただきました。

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ドーターニー小学校の生徒達と交流会、一緒に日本語の勉強中。

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浦和ルーテル学院より支援品を、ドーターニー小学校のダウ・タンタンキャイング校長先生に、手渡しさせていただきました。
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